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2025.09.30

数字で見るAscend 2025 – Skydio Ascend 2025 参加レポート#4

Skydio Ascend 2025 参加レポート#4

「Skydio Ascend 2025」は、Skydioの自律飛行技術の進化がハードウェアにとどまらず、それを活用した実ユースケースの進化を示す重要な場となりました。Skydio X10が発表されたAscend 2023から3回目のAscend 2025。定量的な数字から振り返りをしてみます。

 

規模:飛躍するAscendコミュニティの熱量

 

まず、Ascend 2025の規模を示す数字は、ドローンコミュニティが世界中でいかに拡大し、このイベントに注目しているかを物語っています。

これは、単なる製品発表会ではなく、産業ユーザーが知見を共有し、連携を深める国際的なプラットフォームとしてAscendが成熟したことを示しています。

セッションの内容も、DFR(Drone as First Responder)が7つ、Utility(インフラ点検)が6つと、社会実装の最前線にあるトピックに集中しており、実用化の加速を感じさせます。

 

進化:Keynoteと新機体が示す技術のフロンティア

Keynoteでは、Skydioの技術的な進化が、具体的な性能と数字で示されました。

2機体の発表と同空域8台同時飛行は、ドローンの群制御技術の進化を示し、広範囲のインフラ点検や大規模な公共安全ミッションにおいて、ドローンがより高い効率で運用できる未来を示唆しています。

 

カンファレンスにおける日本の存在感

 

そして、今回のAscend 2025で48名の登壇者がパネルやbreak outセッションを通じ知見を共有しました。48名の多くは米国内からの登壇者。米国外はLNG CanadaとNTTドコモビジネス docomo skyチームからの2名でした。

アジェンダのテーマは”Unlock the Power of Mission Planning: Automate Smarter, Scale Faster”

日本国内でSkydio Dock for X10を用いて初めて実施したLv3.5の事例などの知見を共有しました。私たちの取り組みは、2020年の国内で初めてSkydioドローンを展開開始以来、Skydio社の革新的なドローン技術とともに、日本の特殊な環境やニーズに合わせた実証と実践を積み重ねてきた結果です。Strategicパートナーとして創出してきたこれらのユースケースが、今回、グローバルのテーブルで知見を共有される機会に繋がったことは大変光栄です。

 

結びに

Ascend 2025では2機体が発表されました。これらの機体は、これまでの産業用ドローンでは飛行が難しかった環境下や広域のインフラ点検などでの活用可能性を大きく広げます。これは、急速な高齢化や労働人口の減少といった日本の深刻な社会課題、そして頻発する自然災害への対応力の強化への活用が期待されます。

我々docomo skyチームは、このような最新技術をいち早く日本の現場に導入し、お客様の業務効率化と同時に、社会インフラの維持管理や公共安全といった分野への貢献を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

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