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農業ソリューション

ドローンやAI画像認識技術はじめとしたドコモビジネスの技術を活用し、農業分野において新たな価値創造にむけて、パートナーとの協創により、農業DXを通じて日本の農業全体を活性化させ、日本の農業の未来に貢献できるよう取り組んでいます。

畜産農業への取組み

広大な牧草地の維持管理には多くの人手と資材が必要となりますが、近年、畜産農業における担い手不足や資材価格高騰により酪農家の経営が圧迫されつつあり、牧草生産における草地管理の効率化が可能なソリューションが求められています。

デジタルを活用した
牧草地の雑草対策

草生産における草地管理の効率化の一つに雑草対策が挙げられます。
雑草が多いと牧草の収量が減るので効率的に雑草を駆除する必要があります。現在、まばらに生える雑草に対し、実現化が難しいとされた「自動的にピンポイントで雑草を除草する技術」の確立を急いでいます。自動ピンポイント除草が実現すれば、農薬使用量の削減効果や人手不足問題に対する効果が期待できます。
そのためには雑草の正確な位置情報が必要になるので、以下にドローンを利用したAI画像センシングを用いた雑草の位置検出サービスをご紹介します。

ドローンの自動飛行により牧草地を空撮し、撮影した画像をクラウドにアップロード。AI画像認識技術によりエゾノギシギシ（※）を1株単位で検知し、取得した緯度経度情報から1株単位での表示に加え、メッシュ単位での雑草密度の色分け表示が可能。

※エゾノギシギシ：牧草地に発生する外来性の強害雑草。

Technology
テクノロジーのご紹介

エゾノギシギシの検出は、AI技術のひとつである画像認識技術を活用。
画像認識とは、画像に映る人やモノを認識する技術です。画像内の認識させたい対象物へ情報をつけていく作業（アノテーション）を行い、AIに学習をさせていきます。学習させた情報が溜まると、全く別の画像からでも検出ができるようになっていき認識率も上がっていきます。
画像認識技術はドコモグループの農業ビジネスのコア技術として、畜産農業のみならず様々な農業分野の活性化に寄与していきます。

Solution
本技術を活用した
ソリューションのご紹介

概要

ホクレン農業協同組合連合会のサービスとして、北海道全域で提供中
サービス名称「エゾノギシギシピンポイント検知サービス」
※北海道以外の地域においても、下記お問い合わせフォームよりご相談ください
自動飛行可能なドローンを用いて牧草地全体を空撮。画像データからエゾノギシギシを1株単位で検知し、位置情報を元に地図上に画像データを表示。メッシュ単位（3m×3m）でエゾノギシギシの繁茂状況を可視化した結果レポートを提供
令和5年度の「エコ畜事業：環境負荷軽減型持続的生産支援対策」において、交付金の交付要件にある「草地のピンポイント更新技術の活用」として選択可能なメニューとして取り組み可能（令和6年度も継続予定）